柴田山調整池は、増水時に下流の水田の冠水を防ぐ県の湛水(たんすい)防除事業として国Iバイパス北側に建設中で、水をため込む調整容量は約7万トン。一昨年の台風で大被害にあった見付地区や今之浦、中泉地区が連名で、水田とともに市街地も洪水から守るような貯留・流下の水量調整を、県や市に強く申し入れてきています。
同じ申し入れは安久路川の安久路調整池についても行い、昨年6月の長雨では、早い段階から雨水を調整池内に引き込むポンプ操作により、内水洪水を招く川の急増水を抑える効果が確認されています。
地域住民の命を守る水がめ、柴田山調整池。その真価が試されるのは今年の梅雨シーズン以降ですが、地区の垣根を越え、一本の川つながりで現地視察や調査、陳情をねばり強く続けてきた地域パワーとともに、この間、真摯に向き合ってくれた県や市の河川行政の労を多としたいと思います。
コメントをお書きください