2023年5月15日(月)
夏空が広がる行楽日和の中、研修ツアーのバスが向かった先は、今ノ浦川の国道1号北側に建設中の柴田山調整池(見付)と、南側にある柴田山遊水地、それにひょうたん池の南に広がる安久路川の調整池(西貝塚)の3カ所。水を貯められる「調整容量」はそれぞれ7万トン、1万トン、7万トンと大規模ですが、どこも普段目にする機会も少ない郊外の草木に覆われたため池で、行く先々で県中遠農林事務所の職員らから調整地や遊水地がもつ機能と役割について説明を受けました。
いきなり激しい豪雨をもたらす線状降水帯の発生など、最近の天候急変による河川の増水に、調整地や遊水地の大規模な貯留機能があらためて注目されています。柴田山調整地はまさに今年度内に完成予定といい、台風シーズンを前に、災害を繰り返さないための流域治水の備えは万全か、ツアーの参加者からは昨年の被災体験をもとに鋭い質問が飛び交っていました。
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